住宅を建てるときに「子供が小学校に入るまでに建てたい」「子供が生まれるまでには新居に引越したい」などの希望があると思います。
普通の買物であれば欲しいと思ったときにすぐ買えますが、住宅は違います。
土地選びから、銀行選び、住宅メーカー選び、間取り選びなどを経て家は出来上がります。
そのため実際に引っ越すまでにはある程度の期間が必要です。
では、土地選びをして実際に土地を買う、そして家を建てるまでにはどれくらいの期間がかかるのでしょう?
土地選びから住宅完了までの流れ
住宅購入までの流れを書き出すと以下のようになります。
- 不動産屋に土地探しを依頼
- 土地見学
- 住宅メーカー探し
- 土地決定
- 住宅メーカー決定
- 銀行で住宅ローンの相談
- 土地購入契約(ローン契約)
- 住宅建築契約(ローン契約)
- 住宅着工
- 住宅引き渡し
1~4まではだいたい同じような流れですが、5以降は先に土地だけ買う人もいるので、人によって順番が変わってきますが、だいたいこのような流れ。
通常の木造住宅であれば3,4ヶ月で着工から引き渡しまでできます。
住宅メーカーとの打ち合わせ、住宅ローンを組む銀行を決めるなどの作業は平行して行い、3,4ヶ月くらい
土地を決めてからスムーズにいけば6~8ヶ月くらいで住宅の引き渡しになります。
ということは土地選びの期間次第で住宅完成までの期間がある程度決まってきます。
土地購入までは最短で1ヶ月
土地選びの期間は不動産屋に依頼して、持ってきてもらった土地が気に入ってすぐに買うという流れになれば、契約、銀行審査、引き渡しという流れで最短で1ヶ月くらい。
とはいえ、今までいくつも契約をしてきましたが、経験上1ヶ月で決まることはありません。
納得のいく土地に出会うまでの期間は正直人それぞれです。
それでもみんな時期的な落とし所を考えて、3~5ヶ月くらいで手元にある物件から選んで契約していきます。
土地選びが早かった人の実際スケジュール
実際に土地選びから住宅購入までした人のスケジュールを紹介します。
Kさんの場合
- 1月:次の年の3月までに家を建てることを決意
- 1月:お互いの両親に相談し家の場所を考える
- 1月:不動産屋に土地探しを依頼
- 2月~4月:紹介された土地を見にいく、平行して住宅メーカーに相談
- 5月:土地を決めて契約、住宅メーカーも決定
- 6月:住宅プランを詰める
- 8月:住宅契約、着工
- 11月:住宅完成
- 12月:外構工事
- 1月:引越し
という流れでした。
2ヶ月で欲しい土地と巡り会えたことで、住宅着工までスムーズにもっていけました。
Sさんの場合
- 10月:次の次の年の3月(1年5ヶ月後)までに家を建てることを夫婦で決める
- 11月~4月:のんびり土地探し、平行して住宅展示場めぐり
- 5月:土地決定、住宅メーカー決定
- 6月:住宅プラン打ち合わせ
- 8月:住宅プラン決定、契約、住宅着工
- 12月:住宅完成、引き渡し、年末引越し
という流れでした。
Sさんはスケジュールに余裕があったので、土地探しは焦らず、のんびりやっていました。
結果的に「家を建てる」と決意してから1年2ヶ月後には引越しが完了しています。
土地選びに何年もかかる人も
ここまでスムーズに契約できた人を紹介しましたが、実際には何年も土地選びに時間がかかった人もいます。
2年かかった人、3年かかった人、中には10年かかった人もいます。
一生に一度の大きな買物なので慎重になるあまり時間がかかってしまうようです。
4ヶ月で土地が決まった!という人も、よくよく聞いてみると数年前から不動産広告を見て気になる土地は実際に現地に行っていたという場合もあります。
実際に探してみたり、興味を持って現地まで見に行くことで、実際に土地を買う前の勉強になりますし、チェックするポイントなどがわかるのでおすすめです。
結婚して子供ができたらとりあえず興味本位でも良いので、広告を見て現地に行ってと実感が湧くので、ぜひやってみてください。
まずは不動産屋に相談
実際に「買う」「買わない」という決断は後に伸ばすことができますが、大切なのは情報に触れること。
自分の気になるエリアの土地が実際にはいくらくらいで、どれくらい売り土地の情報が出ているかなどは知っておいた方が良いです。
頭の中で漠然と考えているよりも、まずは実際に不動産屋さんに行って話を聞いてみた方が良いです。
不動産屋は地域の情報に詳しいので、
- あそこは土砂崩れが怖い
- 治安が悪いのはあそこ
- 安くておすすめなエリア
- そのうち〇〇に駅ができる
など、土地探しの参考になることを教えてもらえます。
さらに今までの取引経験から、土地選びから住宅の完成までのスケジュールを予測することができます。
「○年○月までに家を建てて引越しを完了させたい」と言えば、だいたいのスケジュールを考えてくれるので、今後の見通しが立てやすくなります。
スケジュールの相談をしたときにテキパキ答えてくれる営業は、取引経験が豊富で優秀な営業が多いです。
自分の頭の中だけで考えていると、自分が気に入っていた土地が実は治安の悪い場所だったり、バス路線が廃止される場所だったり、昔沼地だったところを埋め立てた場所だったりするかもしれません。
そういった地域情報を事前に知っておくことで、本格的に土地を探すことになったときにスムーズに探すことができるようになります。
不動産屋に相談するときには一つの不動産屋だけじゃなく、同時に数社と話をした方が良いです。
電気屋に行って欲しい家電を買おうと店員に相談したけど、全然詳しくない人で、次に話を聞いた人はすごく詳しい人だった、なんて経験はありませんか?
不動産屋もピンからキリで、さらに同じ会社でも仕事ができる営業、できない営業がいます。
いきなり優秀な営業に当たれば良いですが、それは運次第。
仕事ができない営業とダラダラ付き合うのは時間の無駄です。
できれば同時に複数の不動産屋と話をして信用できる人を探すのがおすすめです。
そこでおすすめなのが土地探しを一括で依頼できるサービス「タウンライフ不動産売買」です。
不動産屋ってどこに相談したら良いかわからないですよね。
こちらのサービスでは全国の中から厳選した300社の不動産、建築会社から地域にあった会社に一括で土地探しを依頼できます。
実際に不動産屋に行く必要がなく、ネットで必要事項を入力するだけで、メールや郵送で物件情報を送ってもらえます。
実際に送ってもらった情報を見ながら、仕事ができそうで気になる営業だけから話を聞けば良いので無駄がありません。
不動産会社への報酬は、実際に土地を決めて契約する段階で初めて発生するものです。
それまでは完全無料です。
もちろん一括申し込みも完全無料です。
住宅購入は長い道のりで、下準備が大切です。
タイミングを逃してしまえば、子供を転校させることになってしまい、仲の良い友達と離れ離れになるなんてことにも繋がります。
そんなことにならないために、まずは土地の情報収集から始めてみましょう。
住宅メーカーにも依頼
不動産会社だけでなく住宅メーカーへの相談も平行して進めておくのが、成功の秘訣です。
土地が決まってから住宅メーカーに相談を始めると時間がかかりますし、段取りが悪いと土地が先に売れてしまうこともあります。
住宅メーカーに相談することで、住宅メーカーが土地情報を探してきてくれますし、住宅分譲もしている住宅メーカーなら分譲地の最新情報も持ってきてくれます。
不動産屋といっしょに一括申し込みしておくとスムーズです。